■ デスクリムゾン(サウンドトラック)

こんにちは( ´∀`)

サントラのご紹介です


制作期間5ヶ月という短期間で制作されたセガ・サターンを代表するクソゲー
デスクリムゾンのサントラです

デスクリムゾン(デス様)のサントラは2種類が発売されています
1つはデスクリムゾンの開発・販売元のエコールソフトウェアが通販で発売したデスクリムゾン・ヒストリー(現在は購入不可)なんですが、今回ご紹介するのは作曲を担当した渡辺邦孝が当時の音楽データを高音質で再録したサントラになります

ワタシがサントラを聞いた感想です
ファミコン「ファイナルファンタジー」の音楽が、ピクセルリマスターになったぐらい音楽が高音質になり、そもそもの音楽の質が変わっています
一応、デス様はプログレッシブ・ロック音楽として作曲されているのですが、このサントラを聞けば渡辺邦孝のプログレ愛が感じられる音楽として聞けます
日本で有名なプログレッシブ・ロックはゴダイゴ、人間椅子、ALI PROJECTなどなどです

デス様には続編「デスクリムゾン2」、改造版「デスクリムゾンOX」がリリースされているのですが、デス様の作曲を行った渡辺邦孝はタッチしていません
恐らくデス様の作曲で懲りたんだと思います(笑)
デス様は駿河屋価格で18600円と激レアゲームになってしまったので、実際のゲーム音楽を聞いた事がある方がドレだけいるのか不明なんですが、デス様の音楽はCD音源なのに音がとてもチープなんです

理由は単に音源データの音色変換をミスったからです
他にも技術的な問題もあったようです
その為、ストリングスで鳴るべき場所がパーカッションで流れたりします

音楽の制作はかなり大変だったようです
エコール渡辺からの要望は「~な感じ」というフワっとした感じだったそうで、音楽を制作してはリテイクの繰り返しで、結局MIDIファイルをエコールソフトウェアに買い取って貰い制作から身を引かれたそうです
音楽制作は2ヶ月とコレまた短いのですが、MIDIファイルを買い取ってもらった後、すぐデス様が発売されたのでMIDIデータを音楽を知らない人が変換、打ち込みをした為にあのようなチープな音楽になってしまったのでは?と想像します

なお、デス様の販売が振るわない事を知った渡辺邦孝はガッカリしたそうです

デスクリムゾン・サウンドトラックは当時のMIDIの打ち込みデータをそのまま使っているんですが、渡辺邦孝が想定した鳴らし方を現在の音源で再構築しているので、いまリメイクしたらサントラのような曲になると思います
氏いわく、コレが本来のデス様の音楽だそう

自身のアルバムにデス様をオマージュした曲を収録するなど、相当デス様に愛着があるそうですが、デス様が渡辺邦孝にとって最初で最後のゲーム音楽となりました

トラックリスト

01 ファースト・ボス 2:12
02 デスマスク 2:09
03 ムーラ 2:38
04 アッシム 1:43
05 傭兵 3:07
06 メインテーマ 2:06
07 バトル・ブリッジ 1:35
08 イズキット 2:13
09 赤の扉 1:30
10 秘宝博物館 2:02
11 サロニカ 2:06
12 リムブルグ 2:05
13 宇宙船 1:56
14 デスの覚醒 3:05
15 コネラート 2:04
16 シャナファーラ 1:53
17 デスビスノス 3:10
18 エンディング 3:08
19 再起動 1:43
20 クリムゾン・デスの宮殿 (BONUS TRACK) 4:17
21   0:45
収録時間 47:27
発売日 2018/11/14
型番 KUNI-1803
価格 2750円
レーベル ENCORE ONGAKU KOBO


国会図書館にデスクリムゾン・サウンドトラックが収蔵されています
しかも、国会図書館に行けば聞けます( ´∀`)


最後に渡辺邦孝が作曲した曲で一番有名な曲はコレだと思います
アコーディオンが流れるんですが、渡辺邦孝は大坂ではアコーディオン奏者として有名です