■ エクセリオン(ジャレコ)

こんにちは( ´∀`)

前のブログで次はジャレコのゲームを紹介すると書きました
インベーダーライクなシューティング「エクセリオン」をご紹介



オリジナルはアーケードで1983年10月4日に稼働しました
ゲームは2Dなんですが背景が疑似3Dで描写されているだけではなく、自機に独特な慣性がついているので自機がピタリと止まらないのが特徴で、ゲームを少し難しくしています
昔のアーケードのシューティングゲームは画面に自機の弾が1発しか表示されないので、インベーダーやギャラガのように連射する事が出来ないゲームが多かったのですが、エクセリオンでは球数制限はあるものの連射可能なシングルショットが装備されています
通常弾は機体の両翼から発射されるデュアルショットで画面に1発しか撃てません

シングルショットの初期のチャージ数は50でチャージが0になるとダブルショットしか撃てなくなるんですが、チャージを回復する方法は色々とあります
ダブルショット(通常弾)で敵を倒したり、ボーナスステージで敵を撃ち落とした分だけチャージが回復しますが、ファミコン版はアーケード同様に死んでも復活時にチャージが回復する事はありません
ファミコン版はボーナスステージで40機全てを撃ち落とした場合、パーフェクトボーナスとしてチャージが60加算されますので出現パターンを覚えておいて損はないと思います

エクセリオンの特徴としてインベーダーやギャラガのように明確なステージの区切りはないのですがステージ制になっており、敵のグループを全滅させると次の敵グループが登場するのを繰り返します
アーケードだと30ステージクリアでボーナスステージに突入するのですが、ファミコン版は山岳地帯、草原、未来都市、遺跡の4パターンのステージをクリアする事でボーナスステージに突入します
ボーナスステージは自機は無敵、シングルショットは撃ち放題なので、ギャラガのように敵が編隊を組んで出現するので撃ち落とします

ファミコン版はアーケードのようにショットを外さずに敵に命中させる事でボーナスが加算されるんですが、正直見ている余裕がないのと特に解説しているサイトも見つからないので、赤い文字で500とか600が出ているなぁ~という感じでスコアがアップします
一応、マニュアルにはボーナスが倍々になっていくような感じで明記されてます

ちなみにアーケードはコンボを決める事で9000点台までボーナスがアップしていくんですが、オーバーフローを起こすのでボーナスが0点に戻ってしまいます
0点の状態でコンボを決めても加算されるボーナスは0点なので、ワザと1発外す事で9000点台が4000点台に減るのでオーバーフローを回避して延々とボーナスを稼ぐ事はできるんですが、もはやコレは神業になるのでどうでもいいですね( ´∀`)
ダブルショット(通常弾)は何方か片方が当たればいいんですが、シングルショットは確実に敵に当てないとボーナスは加算されません

攻略法としては慣性が酷くて操作に難があるので、左右に細かく最低限の動きで敵を撃ち落とすのがイチバンなんですが、コチラは前方にしかショットを撃てないのに敵は斜めにも弾を連射して撃ってくるので正直避けるのは大変だし、画面端に消えた敵が逆から出てきたりするのであまり画面下でチマチマと動くと弾は避けたけど敵に衝突されて死亡する場合が結構あります
ただし、敵が1機の時に画面下に消えると次の敵グループが出てくる事があるので、敵が1機の時は無理に追いかけないで消えてくれるのを待ったほうがいいと思います
序盤は敵が縦に直列に並ぶ場合が結構あるので、チャージが残っていればシングルショットを連射して撃ち落とすと結構楽にゲームを進める事ができますよ( ´∀`)

エクセリオンは自機が全滅するとゲームオーバーです
自機が全滅してもコンティニューはありませんが20000点で自機が1機エクステンドし、以降は50000点で1機エクステンドします
エンディングなどはなく残機が無くなるまで延々とループします

エクセリオンには「エクセライザー」という続編が存在します


エクセリオンを独自のゲームにしていた自機の慣性が無くなり、敵の出現方法が遠近法になったり、特定の敵がチャージのエネルギー補給アイテムを落とすなど独自の進化が図られたのですが、とにかく自機が巨大過ぎて死にやすくなると不評だった為に続編が存在する事すらあまり知られていません
その為、「エクセライザー」は家庭用、アケアカなどに移植はされていません

▶ 移植版
ファミコン以外に移植されているのはSG-1000とMSXです


SG-1000なのでスペック上の問題からファミコン版よりだいぶショボいです
同時発色数、スクロール機能がファミコン以下なので疑似3D感がまるで感じられず、敵も自機も単色だし敵の動きも単調なのでファミコン版に比べると遥かに簡単です
容量の問題かボーナスステージが省かれているので、チャージの回復がちょっと辛いのが難点です
発売はセガ


MSX1版は電波新聞社から発売されました
SG-1000の移植版なのでSG-1000同様に敵も自機も単色だったり、ファミコン版では大きく再現されているサラマンダーが他の雑魚敵同様に小さいと不満はあるかもですが、ボーナスステージは追加されていますし、MSX1という低スペックマシンに合わせた上手く遊べるゲームに移植されています
気のせいか?慣性がゆるい気がします


MSX1版には独自のエクセリオンの続編が存在します
発売は東芝EMIからなのですが、内容はファミコンのエクセリオンです
MSX1版エクセリオンのサラマンダーが小さいと書きましたが大きくなりましたし、ボーナスステージでパーフェクトを出すとチャージも60回復します
アーケードもファミコン版もサラマンダーのミサイルはショットで破壊可能なのですが、ゾルニのミサイルはショットで破壊不可なので避けまくるしかないです
MSX1版エクセリオンはループしても難易度が上がった気配をまるで感じないのですが、ゾルニはループすると難易度が爆上がりするので1面の敵すら強敵になります
慣性はかなりキツめなので操作が難しいです

▶ 出張
エクセリオンは他のゲームに出張出演をしています


アーケードと家庭用で発売された「ゲーム天国」というジャレコの縦スクロールシューティングゲームで、2017年に最新作がNSW/Steam/PS4で発売されています
プレイヤーが操作できる自機はジャレコがかつて発売したゲームから登場しているので、エクセリオンの自機である「ファイターEX」や「ぶたさん」、「シティーコネクション」など懐かしのキャラが登場するセルフパロディなゲームです


ファイターEXに搭乗するのはジェイナス=スターマイン(CV:関智一)です
ゾルニ軍から惑星エクセリオンを守ったのは、この27歳の重度のロ◯コンです
この人、かなりの変態で設定がちょっとヤバいので割愛します

▶ 動画

1周クリアする動画です

次回はジャレコかSNKです( ´∀`)